骨粗しょう症

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原因

原因

骨密度の低下により骨が脆くなることで骨折しやすくなった状態です。骨の代謝機能が低下することで生じ加齢とともに発症します。
若いころに十分な栄養をとっていない方、骨粗鬆症による骨折の既往を持つ血縁がいる方は特に注意が必要です。

直接的に生命をおびやかすような病気ではありませんが、骨折を繰り返すことにより介護が必要な状態になってしまうこともあります。

症状

骨がもろくなっているため骨折の危険性が高まります。つまずいたり転倒したりした際、足の付け根が折れたり手首が折れたり背骨が折れたりしやすくなります。

足や手の骨折は即手術となりますが背骨の骨折は手術ではなく鎮痛剤で痛みをコントロールし安静を保って骨折部位が固まるのを待ちます。背骨の骨折の痛みの程度は激痛から我慢できる程度の痛みまでさまざまですが1か月程度つらい痛みが続くことが多いです。

骨粗鬆症が原因で骨折をすると骨折を繰り返す可能性が高くなるため骨粗鬆症を進行させない治療を開始することが望ましいです。すでに骨粗鬆症の治療薬を内服していたにもかかわらず骨折した場合、注射薬に変更することがよいこともあります。

高齢女性に多い病気です

骨粗しょう症は男性より女性に多くみられます。骨の新陳代謝(骨の再生、吸収)に女性ホルモンが関わっていますので閉経後は骨粗しょう症になりやすい状態です。
閉経後は骨密度を測定し予防につとめることが健康寿命を延ばすことにつながります。

骨折が連続・連鎖することがあります

骨粗しょう症が原因で骨折すると、骨折を繰り返しやすくなります。
骨密度を減らさない治療が必要です。

骨粗しょう症は長期的な治療が必要です

骨粗しょう症は長期的な治療が必要です

痛みが消えた、ある程度骨密度が改善したからといって自己判断で内服を中断せず、医師の指示に従いながら「根気よく続ける」ことが大切です。

骨粗しょう症の薬物治療は、年単位に及ぶ長い時間がかかります。薬が飲みにくいなど、治療に負担を感じる場合は医師へご相談ください。

予防

生活習慣の改善

骨を作るカルシウムやビタミンDを含む食物をとるように気をつけるだけではなく、バランスのよい食事をこころがけ適度な運動をすることが予防につながります。

日光浴

ビタミンDにはカルシウムやリンの吸収を高める働きがあり骨や歯を丈夫にします。
ビタミンDがふくまれた食事(キノコ類、魚)と適度な日光浴がすすめられます。

治療薬

内服薬と注射薬があります。
転倒や無理をしたわけではないのに背骨や足の付け根の骨折をした経験がある場合は注射による治療がより効果的です。
注射は週2回のものから半年に1回、年1回と種類がいろいろあります。

薬物療法

骨の代謝を促進・補助するお薬や代謝に必要な栄養剤(ビタミン剤)で骨密度の低下と骨折を防ぎます。

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