ぎっくり腰のような内臓疾患に関係ない急性腰痛の症状には次のようなものがあります。
痛みが強く体を動かすことが困難、いつ発症したか比較的はっきりしている、
安静にしていると痛みはまし、発症して3か月以内
高齢者の急性腰痛には背骨の骨折によるものも比較的よくみられます。
激しい急性腰痛には次のような病気が原因のこともあります。
尿管結石、大動脈解離、脊椎の炎症、脊髄腫瘍などです。
安静時にも強い痛みが持続する、腰痛以外の症状があるときは精査が必要になります。
腰痛以外の症状は次のようなものです。
血尿、激しい胸痛、発熱、手足を動かしにくいなどの神経症状
既往歴に糖尿病、高血圧、癌、免疫を抑制する治療を要する疾患 がある場合は特に注意が必要です。
治療:安静、消炎鎮痛剤投与、神経ブロック
急性期を過ぎたら徐々に運動を再開します。
再発予防:正しい姿勢の維持、腰に負担をかけない動作の習得、適切な運動習慣
筋肉量を保持し腰に負担をかけない工夫をすることで再発をふせぐことができます。